熟年離婚

熟年離婚

最近は高齢者による離婚が増えてきているようです。

 

一昔前だといくら浮気をしていたとしても「男の甲斐性」とか「放っておけば戻ってくるだろうから我慢するわ」とか言って結局は離婚にまで至るケースというのは少なかったように思えます。

 

しかし、最近では「老後をこの人と二人きりで過ごしていけるかしら」「子供もみんな結婚して手が離れたし、次は私も残りの人生自由に生きていきたいわ」とか考えながら離婚を考えているケースが増えてきているようです。

 

熟年離婚の慰謝料

離婚の際に慰謝料が支払われるケースがあります。しかし、全ての離婚において支払われるものではありません。

 

離婚原因を作った方が苦痛を味わった相手(配偶者)に対して損害賠償金として支払うと言ったものが慰謝料を支払うケースです。「性格の不一致」だけが理由では慰謝料が発生するケースは少ないですが、「浮気」が理由なら慰謝料が発生するケースは多くなると言った感じです。

 

離婚に際する慰謝料の取り決めですが、調停や裁判によって決められる場合と協議して決められる場合があります。調停や裁判の場合は、慰謝料に関しても金額や支払い方法などをきちんと取り決めしてもらえますが、協議離婚の場合は双方の話し合いで決められる場合が多いです。

 

熟年離婚の場合は長年に渡って色々な理由が積み重なって離婚したいというケースになる場合が多いと思いますので特にこれという際立った理由がなく、離婚理由としても曖昧になる場合が多くなるかもしれません。

 

離婚するしないに関わらず精神的、肉体的に苦痛を感じるようなことを日常的にメモをとっておくといいかもしれません。また、メモだけではなく浮気などの証拠になるようなものも状況証拠として保管しておくようにしましょう。

 

離婚してからの生活というのは苦しくなると思います。特に熟年離婚だと就職も難しいと思いますので、生活費の確保が重要になってきます。ですから離婚する際はできるだけ多額の慰謝料をもらうようにし、支払いが滞らないよう一括で支払ってもらうことも大切だと思います。

 

熟年離婚の年金分割

熟年離婚に対して年金分割制度が2007年4月から始まりました。年金分割制度とは簡単に言ってしまうと離婚したら年金が半分もらえるといったものです。ただし充分注意する必要がありますが、一方的に夫が妻に対して年金を分割するのではありません。年金分割は年金給付が多い方が少ない方に支払うと言った意味合いです。

 

熟年離婚の離婚率は、この年金分割制度が制定されると分かる前までは増加傾向にあったのですが、この年金分割制度が施行されるとわかった前からは熟年夫婦の離婚率が減少したということです。熟年離婚を年金分割制度がスタートするのを待ってからしようとする離婚予備軍が多かったのではないかと思います。

 

熟年離婚はしないで済むならしない方がいいと思いますが、いろいろな事情で離婚する夫婦はたくさんいるでしょう。熟年離婚すると気になることは離婚後の生活で一番は金銭面だと思います。今まで専業主婦で来ていた熟年世代の人が急に熟年離婚して働こうとしてもなかなか難しいものがあると思います。

 

金銭的には財産分与もするし、離婚理由によっては慰謝料も発生すると思いますが、本当にきちんと支払われるのか不安になったりしますよね。そこで年金分割制度が少しでも不安な熟年世代の人たちを救済しようと制定されました。

 

この年金分割制度は厚生年金が対象となるので、国民年金に加入している自営業の人には関係がありません。年金分割制度は、婚姻期間中に支払った厚生年金について配偶者にも離婚時に分割して支払いましょうということです。

 

今までは夫名義で厚生年金を支払えば受給も夫にだけ支払われ、妻はわずかな国民年金の給付だけだったのですが、この年金分割制度により年金格差があまり無くなるようになったり、離婚後の高齢者の独身者の極貧生活が少しでも救済されたりすると思います。

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